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運命のイタズラ

こちらガーディアンA36。ターゲットA-1038456を補足、彼の好みの、北海道物産展を企画、店内に誘導しました。

了解、こちらガーディアンD27。夏の新作、夕張メロンシャーベットにて、ターゲットD-4851902を店内のアイスクリームショップに誘導、購入後イチサンサンマルに入り口横、ベンチに到着予定。ターゲットK-70564321の状況は?

こちらガーディアンK95。予定通り、イチサンサンゴーに、K-70564321の娘よりメール連絡、帰宅を促します。

了解。こちらガーディアンD-27。A36、A-1038456の様子は?

こちらA36。A-1038456、夕張メロンゼリーを手に取り、レジへ移動中。購入後、入り口方向へ向かうと予想されます。
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図書館へ向かう道、駅前のショッピングモールを通ると、北海道物産展なるものが開催されていた。

それを見て、数年前の北海道旅行を思い出した。
急に北海道に旅行に行きたくなり、一週間、北海道で休暇を過ごした。
景色がとても綺麗で、食べ物も美味しく、非常に満足の行く旅だった。
そういえば、先月、会社の同僚からお土産でもらった夕張メロンゼリーもとても美味しかった。

そんなことを考えていたら、知らず知らずに、足は店内へと導かれていた。

入って直ぐのスペースで、物産展は開かれていた。予想通り、夕張メロンゼリーも販売されていた。図書館で本を読む間のおやつや、母へのお土産に良いなと思い購入することにした。

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こちらA-36。昼食を済ませて外出した、A-1038456は、ベンチを通過して、そのまま図書館に行く可能性があります。C-18。介入願います。

C-18了解。A-1038456の母親にC-5684210を接触させ、外出させました。過去への介入完了しました。

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今朝は母が、急に朝から外出していて、お昼は、冷蔵庫にあったバナナを一本食べただけであった。

なんとなく、小腹がすいて来た。

入り口のベンチに目をやると、席は埋まっていた。

図書館の外で、このゼリーで小腹を満たすのもありかな?と考えていたら、入り口のベンチに座っていた、携帯を手にしていた年配の女性が、突然席を立った。

ゼリーの味を思い出し、図書館まで待てなくなり、急ぎ、そのベンチに座り、買ったばかりのゼリーを袋から取り出して、封を開けた。

すると、隣で、アイスを食べていた女性に突然声をかけられた。

「夕張メロンゼリー!!それ凄く美味しいですよね!!」

不躾に声をかけられ、驚いたが、自分の好きなゼリーを、「美味しいですよね」と共感されて、悪い気はしなかった。

目を輝かせて、話しかけて来たその子が、不思議と眩しく見えた。

普段なら絶対そんな、ナンパ染みたことはしないのだか、思わず声が出ていた。
「良かったら、お一ついかがですか?」

満面の笑みと、更に目を輝かせて、その子は答えた「良いんですか!!!」

思えばこの瞬間に恋に落ちていた。

ちょっと食べかけで申し訳ないですが…
この、夕張メロンシャーベットも絶品です!
一口食べて見てください!!

その後、二人で、北海道の話しで盛り上がり、ご縁ということで、連絡先を交換して別れた。

鈍感で奥手な僕が、女性とこんなコミュニケーションを取ることが出来たなんて、なんだか夢のようだった。

人生とは不思議なものだ

もし、あそこで「お一ついかが?」と声をかけていなかったら?
あの瞬間、席が空かなかったら?
夕張メロンゼリーを買っていなかったら?
北海道物産展が開かれていなかったら?
同僚がお土産を買ってこなかったら、北海道に旅行に行っていなかったら、母が昼食をしっかり準備していたら、図書館に行きたくならなかったら。

何か、一つでも歯車が狂っていたら、今日の様な奇跡の瞬間は起こらなかっただろう。

まさかとは思うが、そんな運命のイタズラ、神の采配?というものを、信じても良いのかもしれない。フトそんなことを感じた。

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投稿者プロフィール

Ryu
Ryu
ストーリーアーティスト

目の前の出来事や兆し、流れ、作品、風景から感じたエネルギーを、詩や物語、寓話として、文字や言葉として表現している。

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